これぞ集中力に関する決定版!『ヤバい集中力』が面白すぎた! 

ヤバい集中力が面白い!
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途切れない『集中力』、憧れますよね。

類まれなる集中力さえあれば、仕事もプライベートも、やりたいことが全てできてしまう。

それも、なんと短時間で。

空いた時間は、たっぷりと休息にも使うことができる。

まさに『集中力』こそが、忙しい現代人の最強の味方になると言っていいでしょう。

鈴木祐さんの著書『ヤバい集中力』は、そんな集中力という特殊能力を高めるために必要なテクニックに落とし込んで、これでもかと詰め込まれている本です。

テクニックだけではなく、前提知識となる納得できるフレームワークも用意してくれています。

集中力というものの本質を理解した上で、実践することができる構成になっているのですね。

まさに集中力をあらゆる角度から徹底的にハックした一冊と言えます。

この記事では、自分の感想を踏まえながら本書の見どころをご紹介していこうと思います✨

これは本書の、前提となる『知識』に当たる部分です。

そもそも集中力とは、複数の能力の掛け合わせでできるもので、一つの能力ではない。
集中力とは、高等テクニックである。

集中力を考える上では、人の思考を『獣』と『調教師』に分ける必要があると言います。

わかりやすい話が、こういうことです。

獣=本能
調教師=理性

大前提として、獣の方が圧倒的に育まれてきた年数が長く、調教師は基本的にこの獣には勝てない。

本能には抗えないということですね。

私もすぐに注意が逸れるタイプなので、この言葉痛いほど響いてきます。

理性では、暴れる獣を完全には制御しきれないのですね。

では集中力を獲得するには、ほぼ無理ゲーとも言えるこの獣とのバトルに必ずしも勝たなければならないのかというと、どうやらそういうことでもない。

獣に勝てないなら、獣を乗りこなせばいい。

これが本書の大前提となっています。

本書で紹介しているテクニックは、力の弱い調教師がいかに力の強い獣と共存していくかということに終始しています。

重大なネタバレにならない範囲で、ご紹介していきますね。

脳に良い食事

「まずは獣へのエサやり。話はそれからだ」

集中力を高めるためには、きちんとした食生活が欠かせません。

きちんとした土台があって初めて、集中力を維持するパフォーマンスを発揮できるようになるんですね。

本書では、脳に良い食品と悪い食品という形で、数多くの食品を具体的に挙げてくれています。

脳の認知機能の低下を防ぐ食事法MINDで実際に認められている食材なので、科学的根拠も間違いないです。

本書が素晴らしいのは、具体的にどれくらい食べればいいのかをグラム数、手量りの両方で教えてくれるところです。

グラムを量るのが面倒でも、大体手で持つとこれくらいの分量だよと教えてくれるので、感覚的に適切な分量を掴むことができるんですね。

ここで紹介している食事法をある程度守っていれば、とりあえず大切な土台となる脳を痩せ細らせることはなさそうです。

ゲームの力を侮るな

なぜ、ゲームは人をここまで熱中させることができるのか?

かく言う私も、ゲームが大好きです。

小学校の頃には学校サボってゲームしていたり、大人になってからもオープンワールドゲームで存分に遊んだりしています。

これまで、なぜゲームはこんなにも人を熱中させるのかと深く考えたことはありませんでした。

本書では、その答えも解き明かしてくれています。

肝となるのは、『報酬の予感』。

早すぎも遅すぎもしないタイミングで『報酬』を目の前にチラつかせ、それに獣が全力で踊らされているから、夢中になる。

確かに言われてみれば、その通りです。

ゲームは、この報酬の出し方がうまいのですね。

なら、このうまい報酬の出し方を真似さえすれば、獣をやるべき仕事に熱中させられるのでは?

そこで提案されているのが、『報酬感覚プランニング』というテクニックです。

まさに上手な報酬の出し方を応用したテクニックで、とてもわかりやすく実践しやすい。

長期目標に使える『通常バージョン』
・短期目標に使える『速攻簡易バージョン』

の2つ解説されているので、シーンごとに使い分けることができます。

正直これを知れるだけでも、本書の値段分の元は取れると言っていいレベルだと思いますね。

調教師最強の武器

「ペンは剣よりも強し」

続いてご紹介されるのは、調教師が獣を手なづけるための最強の武器。

それはズバリ、『物語』の力です。

この言葉を聞いて、ピンとくる人もいるのではないでしょうか?

ベストセラーとなったサピエンス全史。

この本に、人類が地球最強の生物になれたのは、フィクション(物語)を操れたからだという強烈な言葉がありました。

簡単に説明すると、国も宗教も会社も実際には存在せず、人類の頭の中にだけ存在するものだというお話です。

まさにその物語こそが、調教師最強の武器。

これは私的に非常に腑に落ちた話でした。

サピエンス全史は人類全体という巨大な規模の話でしたが、これは一個人にも同様に適用されること。

物語を信じることによって、人は超絶パワーを発揮することができるというわけですね。

本書ではこの力を応用して、ここでもすぐに使えるテクニックをご紹介してくれています。

レベル別に紹介してくれているので、非常に実践しやすい構成になっています。

マインドフルネステク

さらに、この本ではマインドフルネスについても触れています。

集中力とはつまり、『何事にも動じない心』。

自分の中で暴れる獣に同化するのではなく、ただ客観的に調教師として暴れる獣を観察する。

自分の存在を一歩引いて見つめることで、今何をやればいいかが自ずと見えてくるようになるということですね。

まさか集中力に関する本で、マインドフルネスの話が出てくるとは思っていませんでした。

私は、仏教の思想だったりソクラテスの全問答だったりなど、簡単に答えの出ない哲学的な問いが昔から好きです。

ここで紹介されているマインドフルネステクニックはかなり勉強になりました

本書では、DaiGoさんも紹介されていた認知行動療法のACTの考え方も取り上げられています。

さすがは『Dラボの黒幕』と言われている鈴木祐さんの本だなと思います😆

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、鈴木祐さんの『ヤバい集中力』を読んだ感想について熱意たっぷりに書かせていただきました!

本ブログでは概要に触れましたが、大事なのはテクニックの部分です。

これ以上具体的にできないほど細かく書いてあり、読んですぐに実践できるのがこの本の1番の魅力だと思います!

具体的に本書のどのテクニックから実践していけばいいかのロードマップまで提示している徹底ぶりなので、何したらいいか迷うことはまずない。

一生使える知識になること間違いなしですので、ぜひ一度手に取ってみてください✨

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