皆さん、物語は好きですか?
私は大好きです。
指輪物語などあらゆる映画の物語、今でも昨日のことのように思い出せます。
人々は映画やアニメ、小説の世界に夢中になりますよね。
なぜ、これほどまでに物語に人を惹きつける魅力があるのでしょうか?
今回は、物語の持つ力を紐解き、それを記憶に応用する方法をご紹介していきます✨
ストーリの持つ絶大な力
なぜ、ストーリーは絶大すぎる力を持っているのか?
その答えは、『人が架空を信じられる』ということに起因します。
架空を信じられる能力を持っているのは、地球上にいる動物で人間だけです。
火やモノを扱えることが、人間が発展した理由だと考える人も多くいます。
確かにそれも大きな理由の一つでしょう。
しかし、他の火やモノを扱える猿人の中で、今の人類の種が発展できたのは、架空を信じることができたからなんです。
架空を信じられると、『我々は神、精霊のもとに集う集団だ』という物語を信じる、ストーリーで強く結びついた集団を作ることができます。
逆に架空を信じられる能力がないと、神や精霊という実際には存在しない概念を信じることができません。
架空によって結束力を高めたおかげで、自分が把握できる人の顔以上の人数をまとめ上げることができたのですね。
この架空とはつまり物語、ストーリーです。
今日でも、人は物語を信じて生きています。
『株式会社』、『経済』、『法律』などなど。
全ては、実際には存在しない人類の『ストーリー』です。
このストーリーを信じているから、多くの人が同じ世界観で結びつくことが出来るのです。
人とストーリーは、何千年何万年単位で結びついていると言えるんですね。
そう思うと、ストーリーがいかに絶大な力を持っているかを、感覚的にわかっていただけるかなと思います。
物語にすることで覚えられる
それほどまでに大きな力を持つ物語。
その力は、記憶力にも応用することができます。
冒頭にも触れましたが、映画やアニメなどのストーリーは、例え10年見ていなくても、鮮明に覚えていますよね?
それは、ストーリーになっているからです。
ストーリーを見ることで人は感情移入して一喜一憂し、感情を揺さぶられた記憶は長い間覚えていられるのです。
なぜ、人がストーリーを愛してやまないのかと問われれば、それは『感情を刺激する情報だから』と答えられます。
つまり、何かを覚えたいのなら、感情を刺激すればいいのです。
物語を活用する記憶法
では、記憶するのにどんなストーリーの活用法があるのでしょうか?
具体的なストーリーを利用する記憶法についてご紹介していきます!
意味を理解して記憶
理解するということは、『ストーリー』にするということです。
たとえば、太陽を見て『なぜ、太陽があるのか?』と考えたとします。
それは、地球が太陽系の惑星だからと納得したとすると、それは太陽が地球を照らすストーリーまで理解したと言えますよね。
このように、『背景』と『手順』まで理解したストーリーは、忘れにくくなります。
何かを覚えたいなら、『なぜそうなっているのか?』『これの起源ってなんなんだろう?』などと問いを投げかけてみるのを意識してみましょう。
語呂合わせで記憶
語呂合わせも、立派なストーリー化です。
たとえば、『鳴くよ(794)ウグイス平安京』。
これは、覚えたいことに全然関係ない『鳴くウグイス』というストーリーを紐づけているのです。
このストーリーが、奇抜であればあるほど、より記憶に残ります。
たとえば、『イチゴパンツ(1582)本能寺の変』。
うん、奇抜ですよね。
信長がイチゴパンツなのか、本能寺がイチゴパンツを履いているのか。
こうやって面白おかしく覚えた記憶は、いつまでも頭に残り続けるのです。
5W1Hでストーリーにする
ストーリー化しろと言われても、どうすればいいのかよくわからない。
そういう方には、5W1Hを考えてみるのがおすすめです。
・いつ(When)
・どこで(Where)
・誰が(Who)
・なにを(What)
・なぜ(Why)
・どうやって(How)
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